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今日の伝言板



漢方入浴料の販売

2017年05月26日


漢方薬に使用する生薬は飲用ばかりではなく外用にもよく使われています。軟膏とか湿布薬などがありますが、入浴料もなかなか良いです。
製造してから約3か月程テスト期間を設け、私が使ったり、人に使ってもらい批評してもらいました。
写真にあるように、とりあえずはA,B,Cと常備しました。あとDとEがあり計5種類の入浴料を作りますが、DとEは注文生産とします。
内訳は、Aは基本の入浴料で体のかゆみを軽減します。お肌もしっとりします。
高齢になってくると皮膚が乾燥してきてかゆみを覚えます。さらに、水道水中にある次亜塩素酸による皮膚への刺激もかゆみに加わります。ということで、Aは50~60代以上に好評でした。Bはその強化版ってとこです。
Cは少し変わって特にお肌に潤いを持たせるように設計しています。乾燥肌また潤い美人希望の人には良いと思います。
次にDとEですがこれらは皮膚病に対して設計しています。Dは一般の湿疹やその他の炎症に良いと思います。
Eはアトピー性皮膚炎や乾癬などを目標に設計しています。
これらすべての入浴料は、水道水中の次亜塩素酸を分解します。使い方はお風呂に入れてもよくまた洗面器に少量とってタオルで皮膚を潤すようにしても良いです。一度お使いください。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:00Comments(0)皮膚病について

一家に一個あれば大変助かる薬

2017年05月11日



これは太乙膏(タイツコウ)という軟膏です。
ご近所にお住いの奥様で、いろいろアドバイスをして頂いたり お客様をご紹介していただいたり、大変お世話になっている方がおられて感謝しています。その方のご紹介の女性で掌蹠膿疱症と言われた女性が1か月ほど前にご来店いただきました。
私が手を見せていただいたところでは、本当に掌蹠膿疱症かなあと思われるくらいに、ひどくはなかったのですが、タイツコウをご希望されましたので買っていただきました。それからしばらくして、ご紹介された奥様がこられて「手がきれいになって喜ばれている、本当に良かった」と言われまして、私もタイツコウが掌蹠膿疱症にも良いのかと初めて分かりました。
ありがとうございます。

私がこの軟膏に出会ったのは病院に勤務している時でした。知り合いの外来の看護主任が頬にできている湿疹について意見を求められました。見たところ直径3cmくらいの真っ赤になった湿疹でした。外来にいるのでよく目立つようだ。
当然のごとく皮膚科に行って出たのはステロイド軟こうでした。ところがある期間ぬっていたが一向に変化がないとのこと。
私は当時元町の漢方薬店に手伝いに行ってましたが、三宮にも知り合いの漢方薬局があって、そこでそのタイツコウを薦められました。
それを看護主任に渡して2日目、真っ赤な湿疹が見事に消えて、普通の肌の色に却っていました。
当然のごとく非常に喜んでくれて、その軟膏を皮膚科に見せに行ったそうだ。
私はその威力にびっくりしたものでした。

で漢方薬局を開店してからはその軟膏を置いています。もう一つ思い出があります。ご近所の女性の娘さんが奄美大島に嫁いでいるのだが、
その孫が虫にかまれて大変だということで、夏になるとまとめて奄美に送っておられた方がいました。そうですね、南の島は虫が多くて大変です。余談ですが、開店当時、本土から屋久島のホテルに就職された女性がいましたが、しばらくして帰ってこられました。
聞くと、虫が多くて部屋の中にもいっぱい入って来て「もう嫌だ」ということで帰ってきたの・・・でした。

私も昔西表島のジャングルに行った時に最も困ったのが虫でした。特にダニでしたね。ジャングルを歩いていると葉っぱの裏についているダニが袖口から入って来て全身に回ってくるので、そうなったら服を脱いで、全部燃やすことになります。
ついでにもう一つ虫の話、これは私の知り合いの話だったかなあ?ちょっと忘れましたが、南米のジャングルでテントを張ったそうな、大便をしたくなったので、ズボンを脱いでしゃがんでいると、お尻に何か一杯たかっているのがわかる、蚊だったらしく咬まれた痕を数えると700か所あったそうだ。誰が数えたんか知らんが。

この軟膏は、中国宋の時代「太平恵民和剤局方」という書物に書かれているものです。今から約1000年ほど昔に作られていた軟膏です。
当帰、桂皮、芍薬、大黄、地黄、玄参、白芷で構成されていて、独特の臭いがありますが、使っていく内に慣れてきます。
まず一番に良いのは火傷に対してはよく効きます。水で冷やした後この軟膏を塗っておけば、水膨れも少なく跡形も残りにくいです。
次に、虫刺されや床ずれ湿疹などに良いです。特に赤味がかった湿疹にはよく効くように思います。
是非とも、一家に一個置かれることをお薦めします。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 15:00Comments(0)皮膚病について

化学物質について考えてみよう その2

2014年09月27日

なぜこのようなことを考えているのかということですが、以前来店されて皮膚病の状態が良くなられて、それからしばらく来られなくなった方が、
再び来店されて、以前よりひどい状態になっている。軟膏や痒み止めだけではあまり進展しない。
以前の時と同じように、食生活などについて問診してみると、以前の時と全く変わっていない。
生活環境の中にある化学物質について説明し、それらをできるだけ避けるようにとアドバイスしていたのですが、少し良くなるとまた忘れて元に戻ってしまっている。ここではっきりとわかることがあります。
それは、生活環境の中で、化学物質をできるだけ避けている方と、同じように使っている方とでは、大きな差があるということがわかりましたね。
そうやね、差があるということは分かったんですが、実際にところ毎日の生活の中でどうしたら避けることができるかといえば、今まで通りのことをやっていれば、まず無理ですね。

朝起きてから寝るまでの間に、どっさりと入って来るんですね。朝いちばん歯を磨いて水ですすぐんですが、歯磨きも化学物質のかたまり、
水道水にしても、次亜塩素酸はじめ処理場では不純物を沈殿させる薬物やその他で化学物質が使われております。
さあそれから一日が始まるのですが、食卓に上ってくるごはん、ハム・ソーセージ、たまご、パン、野菜、さかな、何らかの形で化学物質が入り込んできます。たまごに?と思われる方もおられるでしょうが、にわとりに卵を産ますために、ホルモン剤や抗生物質なんかをどっさりつかいます。
魚もそうですね、特に養殖のはまちや鯛なんて養殖している状況を見れば、成長ホルモンや殺菌剤など抗生物質も含めて、どっさりつかっています。そんな光景を見ると恐ろしくて食べる気がしない。
それから、食事の後洗剤で洗いますが、アルキルベンゼン硫酸~というような硫酸系の合成界面活性剤がほとんどの洗剤に使われております。また、それらは洗ってもすぐには落ちないで2~3割は残るといわれております。
まあ、そんなことで、私たちが望みもしないのにメーカーの方で勝手に入れてくるんですね。一方的にね。
次回から、六つに分類した分野に使われている化学物質について、大まかに考えていきましょうか。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:15Comments(0)皮膚病について

化学物質について考えてみよう、その1

2014年09月12日


みなさんこのようなパンフレットを見られたことはございますか?おそらくほとんどの人は知らないと思いますが、これは環境省が配布したエコチル調査「子どもの健康と環境に関する全国調査」
副題として、「子どもの発育に影響を与える環境リスクを明らかにするために」とあります。

これは1ページ目ですが、子どもがとりわけ化学物質などの環境汚染に傷つきやすいものであるということは、まぎれもない事実です。と、
さらに今、子どもたちの間で心身の異常が年々増加していることが報告されています。
左側のグラフは「わが国における児童等のぜん息被患率の推移」とあり、幼稚園、小学校、中学校、高校の被患率を表しています。
右側のグラフは「わが国における先天異常発生頻度の推移」とあり、ダウン症、水頭症、二分脊椎症、尿道下裂の発生頻度が書かれています。その他、免疫系疾患(アレルギー、アトピーなど)の増加、代謝・内分泌系異常(小児肥満、小児糖尿病など)の増加、生殖異常(不妊、流産、男児の出生率の低下など)の増加、神経系異常(自閉症、キレやすい子、LD学習困難など)の増加が報告されているそうです。
3ページは全国調査の実施について書いてあります。


さて化学物質といわれている物が、どんなものがどのような形で体に取り込まれているか、考えてみたことありますか?
まずは、一般的な家庭でのことを考えてみましょうか。
起床して、顔を洗う(水道水、歯磨き剤、ひげそり、化粧品、など)
      食事(ハム、ソーセージなどの加工食品、干物、漬物、パン、野菜、果物、など)
      外食(おにぎり、菓子パン、サンドイッチ、ジュース類、)
      ドラッグで買ったり、病院でもらう薬などなどですが、
こうしてみてみますと、朝起きてから床に就くまでの間でも相当量の化学物質が体内に取り込まれていることがわかります。

さて、化学物質といわれてもいま日本でいろいろな面に使用されている物は、だいたい4000~4500種類といわれております。
欧米ではすでに5000種を超えているそうです。
これからは、増えることはあっても減ることは絶対にないと思います。
しかして、これらをどのように考えて対応していくか、が大きな問題となります。
我々が望もうが望もまいがメーカーが勝手に入れてくる、のが現実でね。これをどう考えたらよいのかなあ?
とにかく、化学物質についてどんな物があるのか、どのように使われているのか、知ることが第一、
そこで、大きく分類してみよう。
まず、指定成分といわれている物、食品に入っている物、歯磨きや化粧品などに使われている物、洗剤や芳香剤などに使われている物、
野菜や果物などに使われている物、環境ホルモンのような作用をしている物
これくらいに分類して考えてみようかな。


Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 12:00Comments(0)皮膚病について