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今日の伝言板



乳輪下膿瘍についての考察

2017年05月29日


(からだの地図帳 講談社より)
乳輪下膿瘍というのはものの本によると、若い女性によく見られ細菌の感染によって乳輪の下にできる慢性の乳腺炎で、乳輪の下に痛みのある硬いしこりができては破れて膿が出ることを何回も繰り返すとあり、手術によって膿のたまった袋を除去するとあります。
兵庫県 加古川市在住の女性です。2016年の6月に来店されて相談を受けました。41歳の女性です。
約一年になりますが、その後しこりは感じられないとのことで、しっかりと抑えられたと判断して、今回記事に取り上げました。
私は乳輪下膿瘍という病名はこのときに初めて知ったのですが、調べてみると慢性乳腺炎ということで、この女性は触ってみると10cmくらいのしこりがあると言われました。当然いろいろ調べられての結果来店いただいたようで、希望する薬方名を言われました。
私の方でも候補の薬方があり同じだったのでその薬方を使用することになりました。いわゆる漢方の抗生物質のようなはたらきをする薬方です。このときは煎じ薬ですることになりました。
最初は2週間分お飲みいただきました。次に来店された時には、4~5cmくらいに小さくなったようだということでした。
もう2週間飲まれた後は、1か月半程来られませんでしたが、前のを飲み切った後しばらく飲まなかったら、またしこりを感じるようになってきたと言われ、その後は2か月程しっかり飲まれて、手には触れなくなってきたと言われ、それからは何日かに一包飲まれているということでした。
ということで、これは私が今まで見てきた見解ですが、このように体の中のどこかに細菌による炎症部位ができる体質は、たとえ手術でもってその炎症部位を取り去っても、体質的な改善ができていないので、またどこかにできるというのを繰り返すように思います。
私はこの体質を炎症体質と呼んでいますが、べつに解毒症体質と呼ばれています。
最近はこのような人が良く来られます。大なり小なり絶えずどこかに炎症があって化膿しているという状態です。細菌を抑える力が弱っている状態が慢性的になっているということだろうと思います。
子供の時には虚弱体質と言われている状態です。その大人版ということになるんでしょうか。
しっかりと、細菌がはびこらない体に作り替えていただきたいと思います。
漢方にはそのような体をしっかりと改善するものが多くあります。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 19:00Comments(0)女性病について