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今日の伝言板



非定型抗酸菌について

2017年09月23日


来店されるお客様の中で時々「非定型抗酸菌」と言われたが、どのような病気でどのように対処したらよいか、さらに薬についての質問などを聴かれます。
私がこの名前を知ったのは、病院時代の友人がこれに罹って相談に来たことがありました。今から7年ほど前のことです。
聞くと、咳が続くようになって、ある時痰を見たらピンク色のところがあったので、びっくりして調べたら非定型抗酸菌に罹ていることが分かった。ここで問題が起こった。この治療薬は抗結核剤と同じ物を使用するということなので、彼は考えた。
これらの薬は多分に副作用が強いので長期間飲むわけにはいかない。それで、私のところに相談に来たわけなんだ。
私も初めての名前なんで古い文献を調べた。ある漢方の薬方があって新薬が出る前は結核患者にはこれを使っていたということで、これでも結構元気になって再発もなく長生きをした者もいるということが書かれてあった。
それで友人にはその薬方の変方を考えて飲んでもらうことになった。
約8か月ほど飲んでもらった時点では、咳も収まり、痰もあまりでなくなり出てもピンク色はもちろん濁りもないということだったのでこの時点で
薬を止めることになった。それから7年時々会って談笑するが、すっかり元通りの元気な状態になっている。
しかし、続いて聞いたことであるが、知り合いの女性の母親(当時68才)がやはりこの病気にかかって、病院で出された薬を飲んでいたのだが、4か月経ったころに急に体調が悪くなり、亡くなってしまったということを聞きました。これは私の想像ですが、薬の副作用に耐えられなかったのかなあと思いましたが。
このときに初めて「非定型抗酸菌」というのを知ったのですが、それ以来、時々そのような人が相談に来られます。

では、「非定型抗酸菌」とは何なのかなあと少し調べてみました。抗酸菌には結核菌とかライ菌などがあって、それ以外のたくさんの種類の抗酸菌をまとめて非結核性抗酸菌(非定型抗酸菌)と呼ばれています。これらは土の中、水の中など一般の環境の中にいるそうです。
その中でも、人に病気を起こす非結核性抗酸菌はたくさんあれど、中でも頻度が高いのが、アヴィウム菌とイントラセルラーレ菌ということです。そして、アヴィウム・イントラセルラーレ菌の複合体をMAC菌と呼ばれています。次に多いのがカンサシー菌ということです。
*マック菌は非結核性抗酸菌症の原因菌で70~80%で薬が効きにくい、長い治療期間
*カンサシー菌は全体の15~20%で都会に多いと言われています。結核によく似ていて抗結核剤が有効とあります。
で、結核菌と違うところは、結核菌よりも弱くて、人から人には感染しない。と書かれてあります。
が、ではなんでそのような人の相談が増えてきているのか不思議です。何故なのか今世界中で研究されているそうです。
健康な中高年の人にも発症して、特に女性に多いと書かれています。私の店への相談も最初の友人以外はすべて女性です。

どのような症状が出るのか。
それに罹っていてもほとんど自覚症状がない。コンコンと咳が続き、痰も増えそのうち痰に血液が混ざってピンク色を見出す。
友人はまさにそのようでした。
病院では、胸部レントゲン、CT、喀痰検査、気管支鏡検査などをします。
MAC菌、カンサシー菌にしても治療法は抗結核剤2~3剤(SM、KM、INAH、RFP、EBなど)と抗生剤が併用されます。
私の友人はもちろん専門ですからこのような薬を何年も飲めばその副作用はどんなものかよく知っているので、漢方薬を選んだと思います。
彼も最初は漢方薬でとは思ったものの半信半疑だったのです。わたしももちろんそうでしたが、約8か月煎じ薬を飲んでその後症状が消えて現在に至っているのは事実ですから、漢方薬でも場合によればこれだけの力があるのだなあとつくづく実感させられた次第です。
余談ですが、私が病院を退職する時にある研究会で聞いたことですが、その当時で、日本で結核患者は1時間に150人の割合で発生しているということを聞きました。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 18:00Comments(0)最近思うこと

手足口病とウィルスと板藍根について

2017年08月03日




最近ニュースで「手足口病」の記事がよく書かれていて、お客さんで口の中に水疱がたくさんできて痛くて水も飲めない人がこられます。
手足口病とかヘルパンギーナとかヘルペスとかインフルーエンザなんかの原因はウィルスと言われています。細菌ではないので抗生物質はダメで抗ウィルス剤「アラセナ」とか「ゾビラックス」なんて名前の薬品があったように記憶しています。
さて、ウィルスはいつも身近にいて抵抗力が弱った時にやられると言われています。
子供がプールに入ってウィルスをもらいそれが親に移るケースが多いと思います。しかし同じプールに入っても病状が発現する人としない人とがあります。この差が体の抵抗力の差なんでしょうね。冬のインフルーエンザも同じことですね。
ではどうしたらこの抵抗力をつけることができるんだろうか?この抵抗力というのはいったい何なのかを考えてみますと、私がいつも問題提起している血液なんですね。この中にウィルスや細菌と闘ってくれる兵隊さんがいるわけで、最近はこの兵隊さんの少ない人が多いのかなあ?
また兵隊はいるのだが、戦うだけの力がない。冷たい物ばかり食べていると体が冷えて、兵隊の戦う力が落ちる?
さて、私が漢方薬局を開店した当初ある勉強会でChineseの研究者と話をする機会があり、次のようなことを聞きました。「Chinaでは10月ごろになると、学校で生徒らに板藍根というのを無料で配布する」ということを聞きました。インフルーエンザに罹らないようにするためということです。で、私もその製品を採用しました。そしてたくさんの人に飲んでいただきましたが、これを飲んでインフルーエンザに罹らなかったかどうかまでは確認できませんでした。
しかし、赤乾姜を飲まれた方では、風邪をひきにくくなってきたとか、インフルーエンザに罹らなかったとかいうことは多くのお客様から聞くことができました。赤乾姜はショウガのエキスですが、これを飲むと体温が上がって体がほこほこします。体温が上がると抵抗力も上がってきます。
ということで、私としては、板藍根よりも赤乾姜の方にその効果を認めていたのですが、ここ最近になって、ある資料から板藍根と乾姜の組み合わせを知り、ハタっと納得した次第です。













どういうことかと言いますと、板藍根と赤乾姜を一緒に飲むということです。これをすることによって板藍根の力が発揮できるのではということです。板藍根の抵抗力を乾姜で体温を上げることによって倍増させるのではということなんです。
左側の記事で黒い線でなぞらえているところには、板藍根エキス剤は抗生物質の効かないウィルス性疾患に西洋薬の総合感冒剤くらいの働きをしてくれる、とあります。
また右側の記事の赤線で囲ったところを、書き出しますと、
①抗ウィルス作用:感染の予防、体内増殖を抑える作用
②抗菌作用:細菌感染予防、体内増殖を抑える作用
③免疫力増強作用
④解熱消炎作用
とあり、よく発熱する人、風邪をひきやすい人、口内炎やヘルペスのできやすい人、細菌性の下痢、お腹を壊しやすい人、すぐにのどの炎症を起こす人、ニキビが化膿しそうなとき、などと書いてあります。
それと、板藍根そのものだけでも解熱消炎作用は強いと書いてあり、板藍根と同時に解熱作用のある漢方薬や化学薬品とは併用しない。
ということで、ウィルスに感染しても新薬だけに頼らずに、このような昔からあるものでウィルスに打ち勝つだけの抵抗力ができると思いますので、一度お試しください。
現在手足口病に対してどのくらい抵抗力ができるものなのか実験中です。
それから、口の中に水疱ができた場合には、黄連剤が効を奏しました。

Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 20:00Comments(0)最近思うこと