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今日の伝言板



痔の痛みを考える

2017年04月10日

自分がなってみて初めて人の辛さがわかるといいますが、悩みや痛みは自分自身が当事者になって初めて分かります。
私も60年を越して生きてきましたので、それなりに人生経験も積んできたと思っています。
心の痛みや身体の痛みも味わってきました。
今日はその中でも身体の痛みを考えてみたいと思います。
この前女性のお客様とお話をしていた時に、痔の話題になりました。痔で悩んでいる女性が意外と多いということでした。
そのことについては、出産以後痔で悩まされている女性が多いとは聞いていましたが、その時の話では、中年以降もそれで悩んでいる人が多いということでした。
私自身も痔で悩みました。いわゆる切れ痔と言われているものなんですが、大変痛いです。
便をするにも少し考えながらしました。そして痔になった時に分かったことですが、日常生活で動作をしたときには必ず肛門に力が入っているということです。立ち上がる、動き出す、座るどんな動作をするにも肛門にきゅっと力が入ります。
痔でない時には全く気付かなかったことですが、なんともないときの有り難さを本当に感謝した次第です。

この図は心臓から出た動脈血が肛門の周囲を取り巻く静脈叢に行って門脈を通って肝臓に戻っていくのを簡単に書いてみたのですが、
この静脈叢から肝臓へ戻る門脈を通る血液がうまく循環せず滞り、うっ血を起こし肛門部位に炎症が起こった状態が「痔」のもとになると言われています。
現在どのような薬剤が使われているのか調べましたが、飲み薬ではヘモリンガルとかサーカネッテンとか、座薬ではポステリザン軟膏とか
痛み止めとか、ステロイドが入った座薬がありましたが、昔とあまり変わっていませんでした。
これらは局部の改善や炎症の緩和をのみ考えています。あとは手術なんでしょうか。
ですから、局部的には良くなったように思いますが、時間が経つとまた出てきます。何故ならその因は肝にあるからです。
肝を柔らかくして門脈からの血液を受け入れるように循環を良くしていけば良いのです。これは正に漢方の世界です。
肝の疏泄に働く漢方薬はいろいろありその人に合った漢方薬を選べます。
また、局部へ塗る軟膏類も生薬を練り込んだ素晴らしいものがありますので、お試しください。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 23:44Comments(0)あたりまえが感謝に代わる時

今回は、お尻について考えてみたいと思います。

2017年04月06日


ギリシャ彫刻、ローマ彫刻でもまた絵画でもそうですが、私は男性像、女性像を問わずしっかりしたお尻や頑強な肩、ふっくらした乳房には何か力強さと豊かさなどの魅力を感じます。むかし、エジプトに行った時にルクソール美術館に行ったことがあります。カイロ博物館とは全く違って、明らかにローマ彫刻の様式が入って来ていたのを思い出します。
しかし今回は彫刻について蘊蓄を述べるつもりはありませんで、お尻に集まっている排泄器官と他の付属器官について考えてみたいと思います。
肛門、尿道、膣、前立腺、子宮など大切な器官が集まっています。普段は服に包まれて見えませんが、体内で代謝されて不要になったものが出て行くところです。出て行くところが不調になったら入るものも入ってきません。それだけに非常に大事なところだと思っています。
で、今回なぜ取り上げようと思い立ったのかと言いますと、私自身もある器官が不調になりつつあるのです。
そんなことを考えているとそのような話が次々と入ってきたのです。
他ではなかなか言いにくいのですが、といいながら私の顔を見るとドバっとぶちまけてくれます。ありがたいのですが、俺の顔ってそんなに言いやすい顔してんのかなあーと思ったりしますが?
まあそんなこんなで、皆さん人には言えないことをじっと我慢して毎日送ってんだなあとつくづく考えさせられました。
で、私も含めて何とかしなくてはならないなあと思い、もう一度改めて研究しなおすことにしました。

今回私に話された内容をまとめてみますと、
ある女性(60代)の話で公衆浴場で湯につかっていると、便意を催してきたので急いで便所に行こうとしたのだが途中で出てしまった。
ある男性(70代後半)の話で家の風呂に入っていると気持ち良くなって中で便をしてしまった。週に2~3回起こる。
ある男性(80代半ば)の話で椅子に座って人と話をしている最中に、尿意を催してズボンの裾からザーと流れ出てしまう。
ある男性(60代半ば)の話でおしっこが充分に出ない、かなりの量が膀胱に残っている。
ある女性(60代)の話でパソコンの後本を見ると焦点がなかなか合わなくて困っている。
ある女性(60代後半)の話で子宮が何かの拍子に出てしまう。
ある男性(60代)の話で便を出した後脱肛状態になって、手で押し込もうとするがなかなか入らない。
血管のもろさも血管平滑筋の劣化らしい。
とまあこのような話が続けて入ってきました。
さらには、痔をお持ちの女性もかなり多いということも話の中でわかってきました。

私自身も他人事ではなくなってきました。
パソコンで仕事をした後に本を見ると全く焦点が合わない。1.5倍、2倍の眼鏡を付け替えてはいるが、ほとんど用をなさない。また、尿意を感じて我慢していると陰部に灼熱感が起こり、少し漏れてしまうこともあります。
本当に困った年になったもんだ。
これらのことは中医学では中気下陥と言われるようで、内臓を支えている平滑筋の筋力が弱ってきて、重力に支えきれずに垂れ下がってくるということです。次回個々に研究したことを、載せていきたく思っています。



Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 22:19Comments(0)あたりまえが感謝に代わる時

最近急に物が見にくくなってきた

2017年02月08日



この写真は伊達で眼鏡をたくさんかけているのではありませんで、実はもう一つありましてこれらの眼鏡を、パソコンとか本とかお客様にお話しする時とかに使い分けているのです。パソコンを一時間でもやってその後は、遠近はもとより、字が二重三重に見えて、はっきり見えるまでに、一時間くらい遠くを眺めていなければなりません。本当に困ったことになってきました。考えてみれば、昨年の秋くらいから感じてくるようになったと思います。実につらいです。

己の痛みを知って他人の痛みがわかるという諺がありますが、今まではほとんど思うことがなかったことも年とともに機能が衰えてきて初めて人のつらさがわかったり、また若くても大病や事故などで予想もしなかったような変化に見舞われることが人生において多々あります。
今まで当たり前だったことができなくなって不便を感じるということについて書いていきたいと思います。
当たり前に対して感謝の気持ちが芽生えてきました。
今まで、お客様の中で、物が見えにくくなってきた、目に何か飛んでいるようだ、一部が欠けて見えない、あるいは白内障とか訴えられる方がご高齢の人に多いですが、実際自分自身がそうなっていないのでよくはわからなかったのですが、こんなにつらいものかと実感した次第です。点眼薬をいくら注してもよくはならなかったです。

漢方では肝は目に開竅するといわれますが、ようするに肝腎の衰えです。漢方薬では、杞菊妙見丸とか滋腎明目湯とかその他あります。
主薬は、補腎薬でできています。
話は変わりますが、最近よく黒田官兵衛の名前を耳にしますが、黒田の実家は漢方薬屋で目の薬で有名だったことが何かの記事で見ました。昔から視力の衰えにはみんな困っていたんだなあー。今みたいに電灯はないし、街灯もないしローソクの明かりだけで、実に不自由だったのではと想像します。
で私は自分の視力を取り戻したく、その漢方の研究に入りました。またその成果をお知らせしたく思います。
また、白内障については、いろいろな原因があるでしょうが、その中でも一つ除去すればよいと考えられるものがあります。
ご来店になれば、簡単な実験を見ながら説明します。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:00Comments(0)あたりまえが感謝に代わる時