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今日の伝言板



糖尿病・腎障害・人工透析を考える

2022年08月05日


今から6~7年ほど前健康診断で糖尿病と言われた。やはりと思ったけれど
私は血糖降下剤を飲んではいない。ずっと漢方薬のみでやってきた。
糖尿病の勉強会にも出席して大先生などの公演もよく聞いてきた、話の内容は血糖値を如何に下げるかという内容ばかり。
ある時その話の中で糖尿病患者はその内の70%ほどが腎症に至り人工透析をすることになる、というような説明があった。
食いたいものも食わずに毎日薬を飲んで、あるいはインスリンを射っても、その内の70%の人が人工透析を受けることになる。
これはどういうことなのかな?疑問を持った。
私も糖尿病と言われているので他人ごとではない。しかし、私は新薬には頼らずに漢方薬に頼った。
その後糖尿病の研究会にはよく出席して研究しました。
しかし、いつも話が血糖値の低下とその維持の話ばかりになっている。そして、合併症の話
心臓病・失明・腎症である。どれも非常に怖い。では、なぜこのような状態に陥っていくのかなと考えてみた。
心臓も目も腎臓もものすごく血液の循環を必要とするところである。
以前読んだ本の中に勿論血糖降下剤を処方しながら同時に田三七人参を飲ませていた医師がいた。この本によると、
心・眼・腎の悪化を防ぐことがかなりの割合で可能だったと記されていた。医者でも漢方にもある程度知識のある人は補助的に漢方を使い
悪化を防いでいる。漢方薬への造詣がある医者とない医者との大きな違いだ。
田三七人参は主に静脈血をよく流すと言われている。また、血府逐瘀湯は動脈血をもよく流すと言われている。
しかし、新薬ではバイアスピリン錠やパナルジンなどがあるが所詮化学薬品副作用もかなりあるな!その点、田三七人参や血府逐瘀湯のような漢方薬にはそのような副作用はないね。田三七人参はなかなか面白い生薬で飲むと血液をサラサラにするし、もしどこかが出血すれば止血に働く、外傷で出血した場合には外から傷口に塗布すれば出血が早く止まる。
また、真武湯も心や腎によく働き活発化させる力がある。事実、少し高齢の女性でこのままの治療で行くと後半年~一年の間に人工透析を受けることになると言われて、漢方薬を飲み始めた。あれから、もうかれこれ5年近くになるけれども腎クリアランスの数値もよく元気にしておられる。
腎症とはいったいどのようになるのかな? 腎臓の組織が線維化するらしい、要するに組織が硬くなって機能が果たせなくなってくる。
それは何故そのような状態になってしまうのか、簡単なことだ、要するに血液が流れなくなってくるからだ。
血糖降下剤や降圧剤や同時にその他の化学薬品ばかりを飲んでいるとそのような状態になってくるのだろうと思われる。
そんな時に漢方薬を飲むとよい。勿論血糖降下作用や降圧作用のある薬方もあるがその上に体全体の臓器を活発にさせる。
血液の循環もよくなってくる。栄養と酸素を各臓器に運ぶようになってくる。血糖降下作用のある漢方薬を飲んでいる人が、肝臓やコレステロール値もよくなってくるのがよい例だ。ですから、糖尿病の方で心臓病や網膜症や腎症を心配されている方は、同時に漢方薬も飲まれることをお勧めします。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 16:30Comments(0)今まで対応してきた症例