風邪をひかないように、しかし、ひいてしまったら
2014年12月08日
この本は「傷寒論」約2000年くらい前に書かれたと言われているものです。漢方を研究するには避けて通れないものです。ここでいう「傷寒」とは、今で言うインフルーエンザのような流行病といわれています。
今年もインフルーエンザが流行とかなんとか言い始めています。
すぐに頭に浮かぶのはワクチンということですが、果たしてワクチンを射ったらインフルーエンザにかからないと思っている人が、なんと多いことか。
この前のラジオだったか、「ワクチンというのはかからないように射つのではなくて、重症化を防ぐ手段として射つことに意味がある」というような事を言っていたが、正しくその通りだろうと思います。
以前ある研究会で聞いた話ですが、ウィルスというのは短時間でものすごい速さで変異していく、したがって、この冬に射つワクチンは、昨年のウィルスを卵の中で培養したものなので、既に型は変異しているので、射ってもあまり意味がないというような事を言っていた。
たしかに、いま猛威を振るっているエボラウィルスの記事を読んでいたら、ウィルスの変異の速度が非常に速いので困難を極めているとあったが、ウィルスもわが身を守るために、防御機能を変化させているんだろうと思います。
そんなわけで、我が家では、今までワクチンを射ったことがないです。でも誰ひとり大きな風邪を引いた者もいないです。
まず、風邪をひかないようにする、でももし引いたらどうするか。漢方の世界では実に細かく風邪に対する薬方があります。
風邪をひいて熱が出ても昔は解熱鎮痛剤なんてものをすぐに出していましたが、ライ症候群なんていう症状も出て、予後が非常に悪くなることがあるので、今ではそんなことはしない。まあせいぜいアセトアミノフェンの坐薬くらいなものなんですが、漢方の世界は、症状に合わせていろんな薬方があって、その組み合わせで、いかようにも対応できる。しかも、かかりにくいような体作りをすることも可能、すなわち未病を治すということかなあ。
それに私自身が、実践して良かったと思うことを、また絶対にこうした方が良いと思ったことなどを、まとめたものをお客さんや知り合いに配布しました。去年でしたが。
店頭にもおいていましたが、あっという間になくなってしまいました。
特に小さな子供さんがいる家庭では、ちょっとした工夫で、風邪をひきにくくしたり、引いても慌てて病院へ行かなくても、家で対応できるようなコツなどを書いたものです。更に、引いてしまったらどのような漢方を飲めば良いのかなどをまとめたものです。
今年もまた書いて配布しようかなと思っています。
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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:15│Comments(0)
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