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今日の伝言板



兼好法師目が悪くて困ったの巻

2016年02月13日


兼好法師つれづれなるままに日ぐらし硯に向かいて、心にうつりゆくよしなしごとをそこはかとなく書き付くれば、あやしうこそ物狂ほしけれ。
とまあ序文に書いておりましたが、目が疲れ、字もはっきりせず、目をこすりこすり何とか書き連ねていたけれど、ああもうだめだ目がしょぼしょぼしてこれ以上書くことはできないところまで来てしまった。
それを見かねて、仁和寺の僧侶が言った、鞍馬の貴船の近くに、あうんという薬師がいるので、会うことができれば、幸いかな。
いつもは修験者の身なりにて、鞍馬の山の奥を修行で飛び回っているという。会いたければ満月の夜明けに行ってみるとよい。
うまく会うことができれば、「杞菊地黄丸を分けてほしいが」と言ってみるが良い。紫式部も清少納言もその薬に世話になっているそうな。
だからあんな長編を書けたのさ。
兼好法師は、次の満月の夜明けを狙って、鞍馬に行ってみた。真っ暗で森がざわざわとうごめいているが、はてさて何処にいるのやら。
何か物の怪がじっと見ているような気がしてならぬ。ほんに物狂しゅう怖いところ。
木と木の間をじっと見ていると、なにやら白い物がうごめいている。兼好法師じりじりと後すだりして、今にも逃げ出さんばかりになったとき、
我を呼ぶ声がした。お前は何者ぞ。法師ほっとして振り返った。名を名乗り杞菊地黄丸のことを話した。自分は物書きでいまは庵に閉じこもって心にうつりゆくよしなしごとを書いていると。修験者うなづくと「よかろう二回目の満月の今ここに来い」と、「わしの師匠から聞いた話だがその昔、紫式部も清少納言も物書きはほとんどがその薬の世話になっていると」。ああ仁和寺の僧侶も同じことを言っていたなあ。
法師は礼を言うと、暗い道を一目散で駆け下りた。二回目の満月を待って夜明けにその杞菊地黄丸の袋をもらうと、庵に帰り早速飲み始めた。
あろうことか、目は日に日によくなり、疲れもなくなり、ぼやけていたのもなくなり、それからはというと、ひねもす硯に向かいて
ついにあの「徒然草」を著した。しかし当分の間は日の目を見なかったそうな。
(図は世界文化社刊の絵本歴史書より抜粋)(文は創作です)








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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 21:30│Comments(0)急な病にはこの漢方

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