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今日の伝言板



たかが便秘されど便秘

2022年09月24日


9月に入ってある女性から便秘がちになって困っているとの連絡がありました。
まぁ普通の便秘がちの状態なのかと思って、麻子仁丸とか潤腸湯くらいで解決すると思い
その薬を飲んで頂きました。
が、それでも一向に解決せず時々コロコロ便が出るくらいで困っているとのことでした。
この女性は今年の2月下旬に第二子を出産された方で、第一子の時もこの度も帝王切開
されています。
今までは普通に便意があり快便だったのにこの度は大変な状態です、とのことでした。
お腹が張って非常に辛く精神的にもイライラしているとのことで、これを何とか早く解決
したいとのことでした。
で、承気湯類の中でエキス散剤のあるものを取り寄せて飲んで頂きました。しかし、
これでもコロコロが解消しないとの事でした。
精神的なイライラは増すばかりとのことでした。
普通の便秘薬では効かないようなこんなにも酷い便秘になる理由は何なのか?
とも聞かれました。
これは私の考えですが、帝王切開をすると血管はそこで断ち切られてしまいます。
ここで瘀血の状態になることが考えられます。それも二回目ともなるとその状態が酷くなります。
そのようなことが関係して、腸の状態にも何らかの形で変化が起こるのかなとも思います。
それと、腸の代謝が悪いといろんなものが溜まってきます。
便というのは、食べ物のカスが20%、後は40%が組織細胞の古くなったもの、残りの40%が
細菌の死骸と言われており、
それに化学薬品の分解物なども入って体に要らなくなったものが溜まっていると思われます、
それに熱も溜まっています。
また、大腸の襞にはこびりついた不要物もあるそうです。普通の便秘薬ではなかなか
排出が難しいと思われます。
しかしこの度飲んでもらった承気湯の煎じ薬はそれらを一気に出してしまう力があると
思われます。
で、今度はこの煎じ薬を飲んでもらうことにしました。これを飲まれて二日目でしたか、
しっかりと充分な量の便が出て身体も楽になり精神的にも楽になってきたとのメールが
届きました。
このようにたまには腸内に溜まっている不要な物や熱、いわゆる体毒のようなものを
すっきりと出してしまうのも良いかもしれません。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 06:00Comments(0)

この度の新型コロナウイルス感染について

2022年08月06日

今回流行の新型コロナウイルス感染について

この度の新型コロナウイルス感染にはわたしもびっくりしている。
お客さんからよく電話がかかってくる。家族とか親戚の者が感染して先ず、
*発熱して40度にもなる、
*それから喉の痛みが普通ではない、
*お腹の調子が非常に悪くなるという この3点が大きな特徴なんだな。
それで、直ぐに薬を送って欲しいという依頼なのでこの3点に対応する漢方薬を
すぐに送っている。
最近は郵便は信用できない、下手をすると近くでも4~5日かかることもある。
で割高でも宅配便を使うようにしている。少なくともあくる日には到着する。

先ず発熱には麻黄湯か解肌湯、喉の痛みには金羚感冒散、お腹の変調には
  藿香正気散などがよい。
これらの飲み方にはそれぞれの特徴があるので漢方薬が着いたら連絡してもらって
飲み方を言っている。
結果はなかなかいいようだ。これらの漢方薬を常々家においてほしいと思う。

でも、不思議だ。同じ家族の中でも普段から常時漢方薬を飲んでいる人、
特にウィルスに対する抵抗力をつける漢方薬を飲んでいる人はもちろんのこと、
別の漢方薬でも飲んでいる人はかかっていない。
同じ家族の中でもこんなにも違うのかと考えさせられる。とにかく、ウィルスに
対しては漢方薬はすばらしい力を発揮する。

また、ネットの報道では新型コロナウイルスのほかに手足口病、プール熱、
ヘルパンギーナなどが流行りだしている。
これらはすべてウィルスによるものなので漢方薬を常備して頂きたいと思う。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 22:00Comments(0)あうん堂の考え方

白内障を考える

2022年08月05日

ここ二年間のうちに見えるものが薄く濁ってきた。最初はよくわからなかったんだけど、車を運転する時にその異常に気付いた。
特に右目が非常に見えにくくなって来ている。視野の真ん中がレンズ状に丸くぼやけている、信号の矢印が丸く見えて良く分からない。
本当に困ったことになってきた。本当にすりガラスを通してみているようなものだ。
とにかく眼科に行って診てもらうと簡単に白内障といわれ直ぐに手術の日程が決まった。手術までにいろいろ検査があったけれども
特に私が心配していたのは、網膜症、あるいは網膜剝離だった。しかし、それはなくて白内障だけであったので一安心。
かなり濁りが進行していたようで、先ずは酷い右目から二週間おいて左目と水晶体をアクリル樹脂に入れ替えた。
最初はどんなものかという気持ちだったけれど実際に交換して感激したのはものすごくはっきりと見えるようになった、次に自然の色彩の再現性が素晴らしい。こんなにも世の中が綺麗なのかとびっくりした次第。
その代わり、鏡で自身の顔を見て驚いた。皮膚の血管から皺までじつにはっきりと見えて、俺ってもうこんなに齢をとってたのかな?とびっくり愕然とした。
ところで、白内障ってなんでなるのかな? との疑問があった、活性酸素も大きく影響しているようだ。
しかし、ここ最近はパソコンやスマホをよく使っているので、これではないかと思っている。
この前ネットのニュースで小学生の目が急速に悪化しているということだった。授業でタブレット端末なんかをよく使っているためではないかといわれていたが?
スマホやパソコンなどの液晶画面をレンズで拡大してみると赤や青の細かいLED素子がよく見える。とか天井にあるLEDライトも目には非常に悪い影響を与えると言われている。
私の最近の使用頻度から見ておそらくそれであろうかと思います。水晶体を入れている袋も将来濁る可能性があるということなので、
これからはこれ以上に視力を悪化させないためにもSOD様の酵素剤を多くとるようにしようと思ってる。
また、白内障や視力をこれ以上衰えさせないために滋腎明目湯などを飲まれているお客さんもおられます。検査では進行していないと云われ喜ばれています。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 22:00Comments(0)最近思うこと

糖尿病・腎障害・人工透析を考える

2022年08月05日


今から6~7年ほど前健康診断で糖尿病と言われた。やはりと思ったけれど
私は血糖降下剤を飲んではいない。ずっと漢方薬のみでやってきた。
糖尿病の勉強会にも出席して大先生などの公演もよく聞いてきた、話の内容は血糖値を如何に下げるかという内容ばかり。
ある時その話の中で糖尿病患者はその内の70%ほどが腎症に至り人工透析をすることになる、というような説明があった。
食いたいものも食わずに毎日薬を飲んで、あるいはインスリンを射っても、その内の70%の人が人工透析を受けることになる。
これはどういうことなのかな?疑問を持った。
私も糖尿病と言われているので他人ごとではない。しかし、私は新薬には頼らずに漢方薬に頼った。
その後糖尿病の研究会にはよく出席して研究しました。
しかし、いつも話が血糖値の低下とその維持の話ばかりになっている。そして、合併症の話
心臓病・失明・腎症である。どれも非常に怖い。では、なぜこのような状態に陥っていくのかなと考えてみた。
心臓も目も腎臓もものすごく血液の循環を必要とするところである。
以前読んだ本の中に勿論血糖降下剤を処方しながら同時に田三七人参を飲ませていた医師がいた。この本によると、
心・眼・腎の悪化を防ぐことがかなりの割合で可能だったと記されていた。医者でも漢方にもある程度知識のある人は補助的に漢方を使い
悪化を防いでいる。漢方薬への造詣がある医者とない医者との大きな違いだ。
田三七人参は主に静脈血をよく流すと言われている。また、血府逐瘀湯は動脈血をもよく流すと言われている。
しかし、新薬ではバイアスピリン錠やパナルジンなどがあるが所詮化学薬品副作用もかなりあるな!その点、田三七人参や血府逐瘀湯のような漢方薬にはそのような副作用はないね。田三七人参はなかなか面白い生薬で飲むと血液をサラサラにするし、もしどこかが出血すれば止血に働く、外傷で出血した場合には外から傷口に塗布すれば出血が早く止まる。
また、真武湯も心や腎によく働き活発化させる力がある。事実、少し高齢の女性でこのままの治療で行くと後半年~一年の間に人工透析を受けることになると言われて、漢方薬を飲み始めた。あれから、もうかれこれ5年近くになるけれども腎クリアランスの数値もよく元気にしておられる。
腎症とはいったいどのようになるのかな? 腎臓の組織が線維化するらしい、要するに組織が硬くなって機能が果たせなくなってくる。
それは何故そのような状態になってしまうのか、簡単なことだ、要するに血液が流れなくなってくるからだ。
血糖降下剤や降圧剤や同時にその他の化学薬品ばかりを飲んでいるとそのような状態になってくるのだろうと思われる。
そんな時に漢方薬を飲むとよい。勿論血糖降下作用や降圧作用のある薬方もあるがその上に体全体の臓器を活発にさせる。
血液の循環もよくなってくる。栄養と酸素を各臓器に運ぶようになってくる。血糖降下作用のある漢方薬を飲んでいる人が、肝臓やコレステロール値もよくなってくるのがよい例だ。ですから、糖尿病の方で心臓病や網膜症や腎症を心配されている方は、同時に漢方薬も飲まれることをお勧めします。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 16:30Comments(0)今まで対応してきた症例

5月8日の記事

2022年05月08日


何故か写真が横になりますね?

この前うれしいお手紙を頂きました。この方は今年(2022年)の二月に無事女のお子様を出産されました。
それまでに2018年11月に男児を帝王切開で出産されています。この時は産後ものすごく体がしんどかったそうです。
そして2020年3月に妊娠しましたが育たずに流産、その後7月にも妊娠しましたが再び流産を繰り返しました。
そして当店に相談があり最初からかかわらせて戴きました。まず基本的に造血に力を注いで頂きました。
それと食事にもご注意頂きパンなどの小麦類は避けていただいてみそ汁などの和食にしていただきました。
そして2021年6月に妊娠されました。そして時期を見て安胎薬を飲んでいただき、2022年2月の出産時には帝王切開とわかっていたので
その前後に止血薬などを飲んで頂きました。そして無事女のお子様を出産されました。
そして帝王切開後も体がとても楽で術後一日目からすたすたと歩いたので産院の看護師さん達もびっくりしていたということです。
一人目の時と比べるとものすごく楽にお産できたと言われてました。私もこの連絡を聞いて本当に嬉しかったです。
そして漢方薬は本当にすごいんやと再確認した次第です。
そして、この方から不妊で悩まれている方、流産で悩まれている方などに希望を捨てずに私の体験を伝えてほしいと書かれてました。
ありがとうございます。
Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 19:30Comments(0)