熱中症を考える
2018年08月09日
今年も梅を10Kgほどつけました。土用干しして一個一個指でもみもみして種と果肉を離します。あと1~2か月ほど漬け込むともっと赤くなってうま味が増してきます。塩の量は昔ながらの3割塩です。それも高温で炒ったものです。こうすると臭みが取れてまろやかな塩味になります。
重しを載せて封をして熟成させます。
で本題は熱中症なんですが、最近はなぜこんなに増えてきているのか不思議で仕方ない。
この時期になるといつも思い出すことがあります。
私は中学生時代にバレーボール部に入っていて夏休みともなると毎日のように学校で練習していました。9人制だったので一人かけてもいけないので毎日通い詰めました。バレーコートとといっても屋外の砂地にあり太陽を遮るものは何一つありません。
練習した後校舎の陰に入ってよく冷えた水を飲んでひっくり返っていました。さあやろかーとキャプテンが声をかけても誰も起き上がりません。ぐたっとなったままです。
あるとき先生が「おーい水を飲むなー」と言ってからしばらくすると大きなやかんを二つ引っ提げてやって来た。みんなはてっきり氷の入った冷たい水を期待したんだが、コップに注がれたものを見て「ううぁ・・・・・」と叫んだ。塩の入った湯であった。コップに注がれたのを飲んだんだが不思議と飲める。もう一杯飲んだ。なぜか喉も癒される、そのご練習を始めても疲れなかった。先生は体のことをよく知ってたんだなあ。
ですから私は夏になっても冷たい水は飲まない。それに塩を持っていて時たまなめている。
今年からは梅の汁を利用することにした。普段あまり使い道がないのだけれどもこれに目を付けた。
私が漬けた3割塩の梅の汁10~15mlを500mlまで薄めたのを飲んでいる。塩味もちょうどよく、酸っぱさも程よく良い。またクエン酸は血液をサラサラにするそうだからもってこいの飲料となる。これと常温の麦茶を持ち歩いている。
私は日曜日になると炎天下で作業をすることが多い。雑草刈りや冬に備えての薪を作っている。
ということで、汗の出る夏には塩を補給しなければならない。血圧を気にして過度に塩を恐れて水だけとかポ○リとかジュースというのは止めた方がよいと思う。必要な時には必要なんだと思います。。
汗をなめれば塩辛い味がする決して甘い味はしない。
砂糖を補給しても何の助けにもならない。血糖値が上がるだけだ。
塩には塩なんだ。そして血液濃度を上げる。私は梅の汁を飲んでこの夏も元気に乗り切っている。
また、暑い夏を乗り切るための漢方薬も有り難い味方になります。生脈宝とか清暑益気湯などの漢方薬です。
皆さんもぜひ試してください。

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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 02:00│Comments(0)
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