インフルエンザ・コロナウイルス感染に対する処置
2024年12月30日

ここ最近コロナウイルス感染やインフルエンザウィルス感染が猛威を振るっている。
これらに対する対処法を考える。
先ず風邪は背中から引くと漢方ではいわれている。
首筋や背中がぞくっとしてきたら要注意しなければならない。
風邪ひきは最初の30分が大事なんで薬を買いに走ったり病院なんかには行かない。
普段からそれなりの薬を持っているようにする。
①体が寒く感じるような状態になったら先ず体を温める・・・・桂枝湯なんかを温かい湯に溶かして飲む。
②ぞくぞくとしてきたら薬を飲む。この時の薬なんだけど
柴葛解肌湯という優れた薬がある。これをただ湯なんかで飲んでも効かない。
この時の飲み方は書いた物があるのでこれにしたがって飲んでください。
③次に、喉が痛いとかガラスが刺さったような凄い痛みなんかには
金羚感冒散という優れものがあるのでこれを飲む。
④ウィルス感染にはたいてい腸をやられることが多い。
このような場合には藿香正気散という薬があるのでこれを一緒に飲む。
今までにお客さんの意見を聞いているとこれらの薬の組み合わせが最もいいようだ。
この経験がある人は既に家族分を備蓄しておられます。
それと、普段からなんかの形で普段から漢方薬を飲まれている人は、まったく風邪をひいてない、
あるいは風邪をひいた感じの時もあるが直ぐに良くなるというような意見が多いです。
私もその一人ですね。
普段から冷たいものを口にしていない、常に体を温かくしている。
そして、漢方薬を少しずつ飲んでいる、なんか毎日気持ちが良い、飯が美味い
これが漢方薬の醍醐味って故人の大御所の書いた本にありました。
潰瘍性大腸炎について
2024年12月10日

この前潰瘍性大腸炎の問い合わせがありました。
長年新薬を飲み続けているが改善の兆しが見えないとのことでした。
昔からあるサラゾピリンにペンタサとその後出てきたアサコール、リアルダ他の薬品名があったな。
さて、私が以前病院勤めをしている時にお薬相談の際に患者さんの食生活を聞いてました。
その時に潰瘍性大腸炎の人も多く来られて、印象では結構年齢の若い30代から40代の男女でした。
職業や普段の食事なんかを聞いてました。中には人工肛門を装着してる人もおられましたね。
その人は確か30代の男性でしたが、「私はこの病気になって、もう一生ダメになってしまった。」
と悲観されていたんで、まだまだ若いから希望を持ってくれと励ました記憶があります。
何故職業や食事を聞いていたかというと、その病気になる原因は活性酸素と冷たい食事ではないか
とそれまでの研究からそのように推測していたからです。
職場におけるストレスはなかなか推測できませんが、飲食についてはよくわかりました。
皆さん一様にビールが大好きと言ってたことが記憶に残ってます。
あの頃ビルの屋上でビアガーデンてなものが流行りで百貨店の屋上では盛んにやってましたね。
で、その患者さんの女性もよくいってるということでした。もちろん男性もそうでした。
冷たいビールをジョッキーに入れてグイグイ飲むのは気持ちいいと思いますね。
私はビールの苦味が苦手なのと冷たいものを飲むというのを普段から避けてましたね。
コーヒーも夏でもホットで冷たいコーヒーは避けてましたね。昔から胃腸を冷やすと健康が
逃げてしまうと判っていたからです。
それと、もう一つの原因と思われる活性酸素です。体内でできるものなんですが、
その中でも、ヒドロキシラジカルというものが最も作用が酷くてDNAまでも損傷させるといわれている。
まぁ、ストレスなんかがづっとかかってるとそんなのが体内で発生していろいろな障害を
作り出すといわれている。潰瘍性大腸炎もその一つかな?
さて、サラゾピリンやペンタサなんかも重症には使わないようにと医薬品集に書いてあるな。
副作用もたくさん書いてあるな、そうなったら一帯何を使うんだろうか?
体内における炎症を和らげて副作用もなく中味を調整しながら長期間使用できるのはやはり、
漢方薬だと思う。漢方構成薬の中には体内の炎症を取る生薬がたくさんあるね、
作用はやわらかいがしっかりと炎症を取ってくれる。
たかが便秘されど便秘
2024年10月01日
9月に入ってある女性から便秘がちになって困っているとの連絡がありました。
まぁ普通の便秘がちの状態なのかと思って、麻子仁丸とか潤腸湯くらいで解決すると思い
その薬を飲んで頂きました。
が、それでも一向に解決せず時々コロコロ便が出るくらいで困っているとのことでした。
この女性は今年の2月下旬に第二子を出産された方で、第一子の時もこの度も帝王切開
されています。
今までは普通に便意があり快便だったのにこの度は大変な状態です、とのことでした。
お腹が張って非常に辛く精神的にもイライラしているとのことで、これを何とか早く解決
したいとのことでした。
で、承気湯類の中でエキス散剤のあるものを取り寄せて飲んで頂きました。しかし、
これでもコロコロが解消しないとの事でした。
精神的なイライラは増すばかりとのことでした。
普通の便秘薬では効かないようなこんなにも酷い便秘になる理由は何なのか?
とも聞かれました。
これは私の考えですが、帝王切開をすると血管はそこで断ち切られてしまいます。
ここで瘀血の状態になることが考えられます。それも二回目ともなるとその状態が酷くなります。
そのようなことが関係して、腸の状態にも何らかの形で変化が起こるのかなとも思います。
それと、腸の代謝が悪いといろんなものが溜まってきます。
便というのは、食べ物のカスが20%、後は40%が組織細胞の古くなったもの、残りの40%が
細菌の死骸と言われており、
それに化学薬品の分解物なども入って体に要らなくなったものが溜まっていると思われます、
それに熱も溜まっています。
また、大腸の襞にはこびりついた不要物もあるそうです。普通の便秘薬ではなかなか
排出が難しいと思われます。
しかしこの度飲んでもらった承気湯の煎じ薬はそれらを一気に出してしまう力があると
思われます。
で、今度はこの煎じ薬を飲んでもらうことにしました。これを飲まれて二日目でしたか、
しっかりと充分な量の便が出て身体も楽になり精神的にも楽になってきたとのメールが
届きました。
このようにたまには腸内に溜まっている不要な物や熱、いわゆる体毒のようなものを
すっきりと出してしまうのも良いかもしれません。
活性酸素を考える
2024年10月01日
(何故か縦になりませんね)
活性酸素と聞けばなんか体を力づけて良い方向に働くと思われがちなんですが、
これは体にとっては非常に悪い作用をするようです。
昔といっても私がこれについて研究を始めた頃今から30年ほど前になりますが、
当時はまだそれ程知られていなかったし研究者も余りいなかったように思いますが
最近ではそれに対する研究者も多くなり、その研究書籍も多く出回るようになって来ました。
結論的に言いますとそれが人の体にとっては非常に悪い作用をするということが
分かって来ています。
現在、私がラジオ放送を通じてその実態(体内で発生している活性酸素の種類)、
発生原因、それが原因で起こるであろうといわれている病気の種類、
活性酸素の消去法などをお伝えしていますが、このブログ記事でも取り上げて
広く知って理解していただきたいと思っています。
さて、人は生命の存続させるには空気を吸ってその中の酸素を利用している。当然といえば当然の事なんだけれども、その呼吸した酸素の2%
くらいが活性酸素のなるといわれている。この程度の発生ならばどおってことはないんだけれど、実際の生活に於いてはかなりの量が発生しているらしい。
その原因というのを挙げてみる。
①化学物質 病院から出される新薬、食品添加物、防腐剤、洗剤、農薬など
②自動車の排気ガス、
③電子レンジから出る高出力電磁波
④高圧線の近く
⑤病院でのレントゲン、CT
⑥タバコの煙
⑦精神的ストレス
など現代の生活環境がすべて入る、それと最も発生させるといわれているのが、ストレスらしい。
強いストレスがかかると体内で自律神経の交感神経と副交感神経の緊張の比率が変化して、
その変化するときに多量の活性酸素を血液中に放出するらしい、
その緊張が続くと様々な病気の原因になると言われている。
その活性酸素といっても軽度のものでは過酸化水素を発生する。
例えば、牛乳を考えてみると、今スーパーマーケットに並んでいる牛乳には二種類あって、
130度2秒殺菌の高温殺菌のものと、70度30分の低温殺菌のものとあるが130度2秒殺菌は過酸化水素水を多量に
含まれているということだ。
しかし、過酸化水素ではなくてヒドロキシラジカルというものを含んだ状態になると非常に危険な状態になっていく、
過酸化水素の状態ではSOD(スーパーオキサイドジスムターゼ)という酵素で分解できるが
ヒドロキシラジカルまでなってくるとSODでは分解不可能な状態になって、DNAまで悪い作用を及ぼす
ということです。このような状態が続いていれば、今習慣病とか言われているほとんどの病気の原因になってくるということだ。
病気にならないようにするためにはこれを未然に防ぐことが重要だ。
最近には武漢ウィルスが何派にも及んで今までの生活様式が大きく変化して、人それぞれに受ける
ストレスは過大なものになっている。
従って、これらの活性酸素を少しでも発生させないような生活様式やストレスの緩和ケアに
力を注いでほしい。
この時にストレス緩和のために安定剤に頼ることだけは絶対にしてはならない。
食品、洗剤を見直す
2024年10月01日
昨年4月から805FMたんばラジオで養生論についての話をしてきました、過去に著された養生に
ついての本を私なりに解釈をして、放送してきました。
貝原益軒の養生訓をはじめマクガバン報告書、栄養と犯罪行動、低血糖症、化学物質の体内での作用、
新薬と漢方生薬の違いなどを解説してきました。
その中で共通して言えることは「食の大切さ」ということです。
今の日本では世界でも有数の加工食品の多い国です。超加工食品と言われているものも多く出回っています。
また、農薬の種類や使用量も世界一らしいです。ヨーロッパでは製造してもよいが使用禁止の農薬も
多数あるそうですが、ではその製造された農薬は何処へ行っているのか?
主に日本をはじめ開発途上国に行っているということらしいです。
また、食品添加物もその種類や使用量も世界一ということです。
そのような食品や洗剤、化粧品などがスーパーマーケットの棚にぎっしりと積み上げられています。
私は体の健康を守るという観点から少しでも自然材料を使った食品を取り入れるような生活をしています。
その中の食品や洗剤などをあうん堂薬局内で販売することにしました。
また、第一と第三土曜日には丹波産の無農薬野菜を販売する予定です。さらに、たまに五島産の
新鮮魚介類も置く予定です。
体の基本である血液を考える
2024年10月01日
この写真は動脈と静脈の色を著しています。
漢方薬局をとうしていろいろな病状の人とお会いしているうちに
『なぜそのような病状になっていったのだろうか』
『どのようにしたら元の健康な体に戻れるのか』
などを考えていたのですが、すべてを通して共通しているあることがわかりました。
患者さんが不安に感じること
病院時代の話になりますが、最後の○年程お薬相談室にいたことがあります。
お薬相談と言っても色々な苦情を聞くことになります。
その中でも、よくお聞きしたのは「こんなにたくさん薬が出ているが全部飲んでも問題ないのか」というような内容のことでした。
薬は出してもらったのは良いが、種類や数量の多さにびっくりして反対に不安感を覚えるのでしょう。
その時私自身も「こんなに飲んで臓器負担もすごいだろうな」と思ったものでした。
その当時は、漢方で言うような血虚とか瘀血というような概念は持ち合わせていなかったので、それ以上のことは考えることもなかったのです。
しかし、中医薬学や漢方のことを学ぶようになって、血虚や瘀血の概念を学び、さらに血液や免疫の書物を見直しますと、また新たな概念で人の体を見直すことになりました。
西洋医学にはない、血虚・瘀血という概念
血虚とは
中医薬学で血虚とは血が不足していることを指しますが、西洋医学の『貧血』と一致するわけではありません。
ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。ここに血虚の説明が入ります。
最近の若い人の血液の状態
今まで、人の体の血液は皆一様に同じように流れていると思っていました。
しかし実際はそうではなく、流れの良いとこ悪いとこ、血流も充分な量が流れている人、不足している人など、人によって流れ方は異なっています。
血液の動態測定をしますと、最近の人は体温も低く、年齢の若さや血液量にかかわらず、血虚と瘀血状態の人がほとんどです。
血虚と瘀血状態になると、以下のような症状があらわれてきます。
このような状態の人にはまず増血して血液を循環させるというようなことをしなければいけません。
増血することで、低かった体温も自然と上がってくるようになります。
考えてみれば、組織の末端まで栄養、酸素、ホルモンなどを運び、要らなくなったものを肺や尿や便にまでもっていくのもすべて血液を介して行われます。
血液が不足したのでは、それらの働きはまったく意味をなしません。
特に血清タンパクは必要で、血管ももろくなってはダメなので補強しなければいけません。
増血をするために
ではどのように考えていけばよいのか、私自身や家族の体を考えてまず毎日の食生活を見直すのが基本となりますが、今は一昔前のような滋養のある食品を求めてもあまり期待できません。
食品以外で血を補っていくのは、やはり漢方薬ではないかと思います。
化学薬品ではまずそのようなものは記憶にありません。
増血の考えをもう少し漢方薬楽や中医薬学で発展させていきますと、いろいろな病気の基本的なことにも入っていきます。
高血圧症、脳こうそく、視力障害、狭心症、肝臓病、アトピー性皮膚炎、喘息、肩の痛み、腰痛、脊椎間狭窄症、不妊症、子宮筋腫、女性病、手足の痺れ、便秘、悪性腫瘍、外傷など…ほとんどの病気の根本は血液の介在を抜きにしては解決しないのではないかと思っています。
最近では、どのような症状の方がこらえても、血虚、瘀血状態が根底にあると分かれば、必ずそれに対応する漢方を配合するようにしています。
血液と病気の関係の研究はまた別の機会に書きたいと思います。
血液はいつもサラサラ清流のように
2024年10月01日
夏に心臓病や脳梗塞が多いわけ私の持論は血液サラサラを何かにつけて言っています。最近のように出来合いの加工食品、多種多様な食品添加物、新薬を含めた化学薬品、農薬まみれの野菜などそれらを毎日体内に取り込んで生活している現代人たくさんの物に溢れ一見贅沢に見えるも人体に入ると全てが異物となり悪影響を及ぼすようになってくる。
水道水はもちろんのことペットボトル水までもがPFAS(有機フッ素化合物)に汚染されている現状
化学薬品にまみれた毎日の食生活。
こんな現代社会で自然な環境で健康を保っていこうとするのはなかなか難しいことなんだ。体内にはいろんな形で変化を受けた化学物質が溜まって生命活動に影響を与えるようになってきている。少しでも体外に排出したいと思ってもこれも非常に困難なことだな。
それらを体外に排出したり栄養や酸素を各組織に運んだり、不要になったものを
体外に排出したりこれは全身を廻っている血液そのものなのだ。
これがうまく循環せずして体をいい状態に保っていくことは不可能なことなんだ。
何はともあれ血液を増やしそしてサラサラと体内を巡らせる。この体の基本ができていればまず健康は保つことができる。この血液サラサラが現代の生活環境ではなかなか難しい、ではどうするのか?
先ずは食事を見直おす、それから漢方薬の力を借りてその速度を高めるこれがいまでは一番の方法だろうと思う。私は今そのようにしている。
改めて丹参の薬効のすごさを考える
2024年09月30日
以前に紹介した丹参ですが、今回改めてその薬効の素晴らしさを再認識しました。
生薬はそれ自身血液中に酸素を運ぶ作用が大なり小なりあるのですが、丹参は
さらにその上を行くようです。
今回その成分を研究した本を手に入れその内容を確認しました。
脊髄損傷するとさすがに痛いな~
2024年09月30日
痛みの科学と漢方と今年の5月2日作業中にバランスを崩してコンクリートの道路に思いっ切り尻餅をついてしまった。
その時に腰椎椎間板ヘルニアを起こしたみたいでそのまま寝込んでしまった。
段々と痛みが増していったん寝ると身動きが取れない状態になってしまった。
激しい痛みが続いてトイレに行くのも困難を極めた。立ち上がるのに数分かかる状態だった。
あまりに痛むので腰のあたりに痛み止の軟膏を塗り続けた、しかし、皮膚に炎症が起こって
その場所一帯に激しい痛みと水疱なんぞが出てきて大変な状態になってしまった。
帯状ヘルペスのようだ。
私としては初めての経験でありどのように対応すればよいものなのか今までの知識で
何とか対応しようと考えた。
椎間板ヘルニアの痛みと帯状ヘルペスとの二重の痛みとの闘いが始まった。
椎間板ヘルニアの痛みは足腰への鈍痛、帯状ヘルペスの痛みは皮膚のピリピリ感と
下着との接触による神経の痛みこれらが同時に襲ってきたので、何日も寝られない状態が続いた。
いつまで続くんだろう、椎間板ヘルニアは30代の頃経験があるのでわかっていたが帯状ヘルペスは
初めての経験だった。こんなにひどい痛みをともなうのか?
我ながらびっくりしている。
最近では、線維筋痛症も増加している。
また細菌による劇症溶血性連鎖球菌も増加していると聞く。激しい痛みだそうだ。
今までは、腰の痛みや怪我をした時の痛みなどは分かっていても、ヘルペスや
劇症溶血連鎖球菌による痛みなんて未知の痛みと思っていたが、うっかりすると
やられてしまうな。
漢方の中では痛みを次のように分類している。
脹痛、刺痛、酸痛、重痛、冷痛、灼痛、絞痛、隠痛、掣痛、空痛、とまぁこのように分類しているが、
これに当てはまらない痛みが出てきたのか今は研究している。
自分がなってみて人の痛みがわかる
2024年07月22日
痛みの科学と漢方と我が身がなって初めて人の痛みがわかるとはいろんな意味を含んでいるけれど、
こと病に関しては本当にその病気になってみなければわからない。
ほとんどの病には痛みを伴う。痛みの具合によって病の深さもわかってくる。
今年の5月初旬作業中にバランスを崩してコンクリートの道路に思いっ切り尻餅をついてしまった。
その時に腰椎椎間板ヘルニアを起こしたみたいでそのまま寝込んでしまった。
段々と痛みが増していったん寝ると身動きが取れない状態になってしまった。
激しい痛みが続いてトイレに行くのも困難を極めた。立ち上がるのに数分かかる状態だった。
あまりに痛むので腰のあたりに痛み止の軟膏を塗り続けた、しかし、
皮膚に炎症が起こってその場所一帯に激しい痛みと水疱なんぞが出てきて大変な状態になってしまった。
帯状ヘルペスのようだ。
私としては初めての経験でありどのように対応すればよいものなのか今までの知識で何とか対応しようと考えた。
椎間板ヘルニアの痛みと帯状ヘルペスとの二重の痛みとの闘いが始まった。
椎間板ヘルニアの痛みは足腰への鈍痛、帯状ヘルペスの痛みは皮膚のピリピリ感と下着との接触による神経の痛み
これらが同時に襲ってきたので、何日も寝られない状態が続いた。
いつまで続くんだろう、椎間板ヘルニアは30代の頃経験があるのでわかっていたが帯状ヘルペスは初めての経験だった。
こんなにひどい痛みをともなうのか?我ながらびっくりしている。
あまりにも痛むのでロキソニンを飲むことにしたのだが、合計で約20錠ほどになるのかな、
その後は止めて漢方薬に切り替えた。ロキソニンを調べてみるとアメリカや
ヨーロッパでは医者は処方しないと分かった。ある程度の期間飲むとその副作用がかなりひどいものらしい、
ということが分かったので漢方薬に切り替えた。
しばらく飲んでいる内に寝返りもできるようになってきた、しかし、帯状ヘルペスの
ヒリヒリ感はかなりの期間残った。腰痛の痛みとはまた違った痛みである。
肌着が触れても痛む。ウィルスの痛みというのはこんなにもひどい痛みなのか‼
病院では抗ウィルス剤を出すのだろうが、これで抑えてもまた再発を招くので
漢方薬でしっかりと対処することにした。ついでに免疫力もつけなくてはならない。
更に最近では手足口病なんて言う病気も流行っている。
以前この病気になって、口の中に水疱ができ水も飲めない女性が来られた。
その時は、黄連剤を口に含んでもらった。非常に苦い薬であるが、それから3~4時間経って
連絡があった。水が飲めるようになってきたということであった。
その時、ウィルスにも漢方薬は効果を発揮するんだなと思った。
それは漢方薬の得意な分野である。いろいろ文献を調べて自分なりに処方を組み立てて飲んでみた。
その甲斐あってか痛みは徐々に軽減されてきたがもう少しという所まで来ている。私にとっては良い機会であった。
漢方の中では脹痛、刺痛、酸痛、重痛、冷痛、灼痛、絞痛、隠痛、掣痛、空痛、とまぁこのように分類されているが
果たしてこのどれに当てはまるのかな?
ヘルペスといえども最近出てきたわけではなく大昔からあったであろうと思う。
最近では、線維筋痛症も増加している。また細菌による劇症溶血性連鎖球菌も増加していると聞く。
別名人食いバクテリアともいわれているのかな?激しい痛みだそうだ。
今までは、腰の痛みや怪我をした時の痛みなどは分かっていても、ヘルペスや
劇症溶血連鎖球菌による痛みなんて未知の痛みと思っていたが、うっかりすると
やられてしまうな。やはり普段から免疫力を増強しておくことしか対処方法はないだろうと思うな。
私は現在805FMたんば局を通して日々の養生と漢方全般の話をしている。
この中で大事なのは日々の養生なのだ。毎日の生活の仕方から栄養や日々の食養生など
アメリカやヨーロッパや中国、日本などの研究されたものを紹介している。
日々の養生なくして本物の健康はありえない。近頃つくづく実感している。