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今日の伝言板



自分がなってみて人の痛みがわかる

2024年07月22日

痛みの科学と漢方と
我が身がなって初めて人の痛みがわかるとはいろんな意味を含んでいるけれど、
こと病に関しては本当にその病気になってみなければわからない。
ほとんどの病には痛みを伴う。痛みの具合によって病の深さもわかってくる。

今年の5月初旬作業中にバランスを崩してコンクリートの道路に思いっ切り尻餅をついてしまった。
その時に腰椎椎間板ヘルニアを起こしたみたいでそのまま寝込んでしまった。
段々と痛みが増していったん寝ると身動きが取れない状態になってしまった。
激しい痛みが続いてトイレに行くのも困難を極めた。立ち上がるのに数分かかる状態だった。
あまりに痛むので腰のあたりに痛み止の軟膏を塗り続けた、しかし、
皮膚に炎症が起こってその場所一帯に激しい痛みと水疱なんぞが出てきて大変な状態になってしまった。
帯状ヘルペスのようだ。
私としては初めての経験でありどのように対応すればよいものなのか今までの知識で何とか対応しようと考えた。
椎間板ヘルニアの痛みと帯状ヘルペスとの二重の痛みとの闘いが始まった。
椎間板ヘルニアの痛みは足腰への鈍痛、帯状ヘルペスの痛みは皮膚のピリピリ感と下着との接触による神経の痛み
これらが同時に襲ってきたので、何日も寝られない状態が続いた。
いつまで続くんだろう、椎間板ヘルニアは30代の頃経験があるのでわかっていたが帯状ヘルペスは初めての経験だった。
こんなにひどい痛みをともなうのか?我ながらびっくりしている。

あまりにも痛むのでロキソニンを飲むことにしたのだが、合計で約20錠ほどになるのかな、
その後は止めて漢方薬に切り替えた。ロキソニンを調べてみるとアメリカや
ヨーロッパでは医者は処方しないと分かった。ある程度の期間飲むとその副作用がかなりひどいものらしい、
ということが分かったので漢方薬に切り替えた。
しばらく飲んでいる内に寝返りもできるようになってきた、しかし、帯状ヘルペスの
ヒリヒリ感はかなりの期間残った。腰痛の痛みとはまた違った痛みである。
肌着が触れても痛む。ウィルスの痛みというのはこんなにもひどい痛みなのか‼
病院では抗ウィルス剤を出すのだろうが、これで抑えてもまた再発を招くので
漢方薬でしっかりと対処することにした。ついでに免疫力もつけなくてはならない。

更に最近では手足口病なんて言う病気も流行っている。
以前この病気になって、口の中に水疱ができ水も飲めない女性が来られた。
その時は、黄連剤を口に含んでもらった。非常に苦い薬であるが、それから3~4時間経って
連絡があった。水が飲めるようになってきたということであった。
その時、ウィルスにも漢方薬は効果を発揮するんだなと思った。

それは漢方薬の得意な分野である。いろいろ文献を調べて自分なりに処方を組み立てて飲んでみた。
その甲斐あってか痛みは徐々に軽減されてきたがもう少しという所まで来ている。私にとっては良い機会であった。
漢方の中では脹痛、刺痛、酸痛、重痛、冷痛、灼痛、絞痛、隠痛、掣痛、空痛、とまぁこのように分類されているが
果たしてこのどれに当てはまるのかな?

ヘルペスといえども最近出てきたわけではなく大昔からあったであろうと思う。
最近では、線維筋痛症も増加している。また細菌による劇症溶血性連鎖球菌も増加していると聞く。
別名人食いバクテリアともいわれているのかな?激しい痛みだそうだ。
今までは、腰の痛みや怪我をした時の痛みなどは分かっていても、ヘルペスや
劇症溶血連鎖球菌による痛みなんて未知の痛みと思っていたが、うっかりすると
やられてしまうな。やはり普段から免疫力を増強しておくことしか対処方法はないだろうと思うな。

私は現在805FMたんば局を通して日々の養生と漢方全般の話をしている。
この中で大事なのは日々の養生なのだ。毎日の生活の仕方から栄養や日々の食養生など
アメリカやヨーロッパや中国、日本などの研究されたものを紹介している。
日々の養生なくして本物の健康はありえない。近頃つくづく実感している。






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