12月28日の記事
2021年12月28日
不妊体質についての考察
(すみません図面がまっすぐになりませんので目を横にしてみてください)
2021年10月不妊症の相談ということでご紹介で来店されました。
問診をしながら今までの経緯をいろいろお聞きしました。
年齢は45歳細身の長身の方です。一見して血虚タイプでは?と思いましたが、これは後ではっきりします。
一般的には35歳を過ぎると高齢出産と言われます。
でこの方は、体外受精して一度は妊娠されたのですがその後流産されてあきらめていたのですが、知り合いの女性からのご紹介で来店されました。
紹介した方は現在第二子妊娠中(この時点で5か月)で経過は順調です。
ここでこの方の実際の体の状態を見るべく血液動態測定をしてもらいました。写真はその時の測定結果です。
私の考察:心臓から拍出された血液は右回りと左回りと別れて流れますので当然に差のできることがあります。右腕と左腕にカフを巻いて圧をかけていきます。血圧はもちろんのこと血液の流れ、末梢血管のつまり具合、
血管年齢、心臓の負担度など今の体の状態などいろいろなことが目で見てわかります。
体内血液量や流れについては標準の図形がありこれと比較します。
この方は明らかに乏血型と出ています。それと血液の流れがかなり悪いです。
私の結論から言いますと、このようなタイプの方は妊娠しにくいといえます。例えこの度のように体外受精で妊娠にこぎつけたにしても、流産されることが多いと思います。
なぜなら、流産ということは受精卵が子宮内膜にうまく着床していないのです。
受精卵が着床して順調に育っていくためには、着床する子宮内膜の受け入れがうまくできていないためです。
現実を考えてみると我々でもベッドの上で眠るときでもベッドが温かくて柔らかくふんわりとしていればそこで熟眠できます。しかし、硬くて冷たいベッドで熟眠できるでしょうか?考えてみればよくわかると思います。
では温かくて柔らかなベッドを造るためには多量の血液が必要です。
血液が栄養や酸素や体温を運んでいきます。
ですから、このように乏血タイプで冷え性の方はまずしなければならないのは、乏血(血虚)の解消です。このような状態の方が妊娠を希望される場合には、まず第一にしなければならないことは造血と瘀血の解消と体温の上昇です。
このように基本的な問題を解消せずに体外受精などをやってみてもうまくいかない方が多いのではと思います。たとえうまくいっても予後がかなりしんどいのではと思います。
今我々にはZOOM勉強会が盛んにおこなわれています。この中での報告に、49歳で自然妊娠から無事に出産されたという報告がありました。
この女性も体外受精に失敗してあきらめかかった時にある漢方薬局を訪ねたことから無事出産にまでいたったということでした。
もう一度言いますと、造血・瘀血の解消・体温の確保これが基本的に最も大事な要件であるということです。

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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 23:00│Comments(0)
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