寒い冬に高血圧の人の注意すること
2018年01月30日
中年以上になると血圧が高くなる人が多くなってきます。漢方でいうところの臓証で言いますと、腎、肝、心などに由来するものと思われます。またこれらの複合も考えられます。
大抵の人は降圧剤を飲んでおられるようです。私のところにも漢方薬を希望される人もたくさん来られます。
ただ降圧薬だけではなくあらかじめその因を調べて、その部分の改善薬も同時に処方させていただいていますので、
血圧が安定するばかりではなく、体全体の調子も整えていきますので、その結果体調も良くなってくるので喜ばれています。
さて、この前質問がありましたので大事なことですので書かせていただきます。
質問は「最近になって(1月中旬)朝布団から出る前に、頭が熱くなっていて少し動悸のする時もあり、血圧が上がっているように思う」
「布団から出るのは寒いが、漢方薬を飲んでいるから大丈夫と思ってそのまま起きている」というような内容でありました。
以前も同じような質問があり、その時の対処法を今回もお伝えしました。
まず、漢方薬であろうが新薬であろうが、薬を飲んでいるから大丈夫だろうというような考えは絶対にやめてもらいたい。
よく聞く話に、風呂場で倒れることがありますこれをヒートショックと呼ばれていますが、脱衣室と風呂場の温度差が問題になります。従って、脱衣室もあらかじめ暖房でよく温めてから入るようにすれば、ずいぶんと防ぐことができます。
これと同じことで、布団の中は温まっているが、部屋の空気は冷えています。布団から急に出るとゾクッとします。
これは体にとっては良くない状態です。夜中にトイレに起きる場合などかなり着込んでいかねばなりません。私が子供のころには外に便所があって、冬に用を足しに行くのが恐怖でした。しばらくして家の中にトイレができたときはものすごくうれしかった記憶があります。
私も高齢になってきましたので、冬にはどのように対処しているか少し書きます。
先ず風呂に入る時には脱衣室もスティームで充分に温めておきます。そうすることによって温度差はなくなります。脱衣室を電熱か何かの方法で温めておくようにしてください。
次に寝る場合には寝室も少しエアコンで温めておきます。そして、帽子をかぶって寝ます。フリースの大きめの帽子です。
この帽子をかぶることによって、体全体が温まります。帽子をかぶるようになってから、風邪をひかなくなってきました。少々の鼻水や咳は止まってきます。特に洗髪した後はヘアードライヤーで乾かした後でも、気化熱で冷えてきます。このまま寝て部屋が冷えてきますとかなり堪えます。帽子をかぶりますとその違いがよくわかります。特に、よく咳をする、鼻水を流しているような子供さんにはその効果てきめんです。
で、私も高齢の域に入っていますのでやはり血圧や心臓が心配ですので、次のように対処して予防しています。、
①寝ている時に頭を冷やさないように帽子やタオルケットなどをかぶっています。
②布団から出るときにはリモコン操作で温風を出して部屋を暖めてから起きています。
③夜中喉が渇くような時には枕元にポットを置いて温かい湯を飲んでいます。
薬を飲んでいるから安心ではなくて、ちょっとした工夫で日常生活見直せば、大きく助かります。
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Posted by 漢方相談あうん堂薬局 at 19:00│Comments(0)
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